そこはかとなく、またはあからさまに似合わないというのがコスプレの魅力のひとつなのかもしれない。
コスチュームではなく、もともとこういう生き物ってな具合に似合いすぎて違和感ゼロの百獣の女王、モモ・ライオンです。
そこへ行くとこっちはなんか変で面白いやん、しかもずれとるし、といっても実は仮装させようと思ったのではないのです。
昨年の夏、ティムちゃんはあまりの大音量のセミの声にパニックをおこしたんですよ、まるで雷の時みたいに。
それ以降、騒音レベルMAXの並木道は避けて通るようになりましたが、それでもジャンジャンうるさい鳴き声からは逃げ切れないため、少しでも緩和できるようにかぶらせてみたわけです。
ま、ライオン帽子の効果はさておき、そんなセミの声に悩まされた夏も、今年はあっさり終わってしまいました。
昨年のクソ残暑地獄がうそのように8月後半から涼しいなんて、なにこの極楽。
…と、ひんやり気候を満喫していたら青天の霹靂、またもティムちゃんに腫瘍が、しかも場所が場所、肛門だ。
老齢なのに年に2度とは不安でもあったけど心配に及ばず、手術はさっさと無事に済みました。
手術前から悲壮な声で鳴き(泣き)続けたのが功を奏したのか、術後翌日にスピード退院でき、とりあえずひと安心。
おケツをちょりちょりに剃られ、傷口に毛が入らないようにしっぽに包帯巻かれた姿は、情けなくもかわいいやないの。